ファイバーPOG

ペーパーオーナーゲーム(競馬)を開催します。ファイバーPOG開催予定

真田丸36

「勝負」

ナレ 三成の挙兵を知った昌幸。以降、信幸は徳川に、昌幸と信繁は豊臣に付くことになる。真田の、生き残りを賭けた大勝負が始まった




昌幸 これより、上田へ引き返す

源次郎 まずは今夜のうちに、私と父上が半分の兵を連れてここを出る。お前たちは半日遅れてあとに続け

サンジュウロウ かしこまりました

堀田 源三郎様は?

源次郎 兄上は

昌幸 このまま、徳川につく

堀田 は?




徳川大譜様は、まもなくウシャマのシュクハに入られるとのこと

源三郎 うん?

小山です。ここから五里ほどヒガスに行ったところです(歯が抜けているため聞こえづらい)

源三郎 お前話し方がおかしいな

は、歯が欠けただけでございますので。御心配なく

源三郎 いずれ上方のことも、徳川方に伝わる。大譜殿に会うのは、その後だ






シゲマサ 舅殿が戻ってこられる

松 上杉攻めはどうなったのですか?

シゲマサ どうやら、徳川から離反されたようだ

松 …まあ

シゲマサ …

松 ふふふふふ
シゲマサ ははははは

シゲマサ あの御方らしいなあ

松 真に

シゲマサ 上田へ行ってまいる

松 はい




正純 信じられませぬ。毛利中納言が挙兵などと

家康 宇喜多秀家が…伏見城に攻めかかった。手回しの良さよ。裏で糸を引いているものが、おるはずだ

正純 石田治部…

家康 上杉など相手にしている場合ではない。軍議を開く!諸将をすぐに呼び寄せろ!

正純 は!




ナレ 信幸が家康のもとを訪れたのは、7月24日

家康 安房守が!

源三郎 はい

家康 意味がわからぬ

源三郎 ですから、すでに陣をはらい、上田に戻りましてございます

正純 陣をはらったとはどういうことだ

源三郎 以後、徳川様の命には従わぬということでございます

正純 上方の謀反に加担すると申すか!

源三郎 左様でございます

正純 殿

家康 お主の、弟は

源三郎 共に、上田にまいりました

正純 何ゆえお主は残った

源三郎 それがしの妻の父親は、本多平八郎殿。義理の父は、徳川大譜様。それが答えにございます

正純 殊勝なことを申しておりますが、真田安房守が離反するのを見逃したことに相違ござりませぬっ。由々しきことですぞ

源三郎 大譜様を裏切った父安房守の所業、決して許されることではございませぬ。代わりに腹を切れと仰せなら、今ここで切りましょう!

平八郎 どうか、わが婿を御許しください。父親の誘いを断り、われらがもとに留まったこと、あっぱれにございます

正純 安房守を逃がしたことは、咎めなくても良いのですか!?

平八郎 実の父親ではないか!助けてやりたいと思うのは当然のことじゃ!むしろわしは褒めてやりたいが…

正純 あもうござる!

家康 もうよい!!…伊豆守

源三郎 …は

家康 お主の親父に去られたのは痛いが。それ以上に、お主が残ってくれたこと。わしは嬉しく思うぞ。まれにみる忠義者じゃ

源三郎 今後も、徳川家のために、神明をとして!働きとうございます!

家康 頼りにしておるぞ…




家康 すでにお聞きおよびのことと思うが。上方において、石田治部少輔にたぶらかされて、毛利中納言が、謀反を起こした。われらはこれより、大阪へとって返し、秀頼公をお救いまいらせ、山賊どもを討ち果たす!大阪に、人質を置いている方々も…ござろう。わしに付いてくるかどうかは…各々の御決心に、任せる

平八郎 大譜様と心を1つにできぬ御仁は、今すぐ、ここを立ち去られるがよい

福島 そのような者が、おるはずがござらぬ!われら、共に大阪へ戻り、にっくき石田治部を成敗いたしまする!

細川 右におなーじ!!!

源三郎 おなじーく!!

平八郎 よう仰せられた!

同じく!同じく!

平八郎 では各々方!よろしゅうござるな!?

おお!




家康 つまり、翻ったのは安房守だけか

正純 そうなりますね

家康 またしても、安房守。断じて許さぬ




サンジュウロウ もうしばし休んでから出立しましょう。夜までには城に入れると存じます

昌幸 沼田の城を訪れるのも、久しぶりじゃ

堀田 殿!

稲 大殿

源次郎 姉上!

昌幸 お前たち何をやっておるんじゃ

稲 大阪から、急ぎたち戻ったところでございます。上方は、石田治部様が挙兵されて、世の終わりが来たような大騒ぎ

源次郎 聞いています

稲 母上様や春様は大谷刑部様のもとに匿われておりますが、わたくしは徳川の家臣の娘、これ以上大阪に留まっては危ないゆえ、逃げてまいりました

源次郎 そうゆうことでしたか、おこうさんも一緒に

こう この数日、歩きっぱなし。もうくたくたでございます

稲 だらしのない
こう へ

稲 大殿の御前です。しゃんとなさい、しゃんと

昌幸 センチヨ、ヒャクスケ。よう頑張ったのう

はい

昌幸 うん、ふふ

源次郎 われらは今、徳川の軍を離れて戻ってきたところ。今夜は沼田の城で一泊して、明日、上田へ入るつもりです

昌幸 久々に会ったんじゃ、今夜はゆっくりと語りあかそうぞ。のう

稲 して、わが夫はいずこに



昌幸 源三郎はおらん



源次郎 父上は、徳川に背き、毛利様につくことに致しました。しかしながら、兄上は…

稲 …徳川に残ったのですね

源次郎 話し合った末のことです

稲 …あの方らしい。筋の通し方

こう 敵と味方というわけですか

昌幸 詳しい話は後でゆっくりと

稲 …。御城におこしなら、夫に成り代わり、わたくしがきちんと御迎えせねばなりません。仕度をととのえてお出迎え致しますゆえ、しばしの御猶予をいただきとう存じます

昌幸 あいわかった。一時遅れて、城へ向かう

稲 さ、参りましょう

はい




サンジュウロウ 開門!



サンジュウロウ われら、真田安房守の軍勢である!直ちに門を開けよ!

源次郎 おかしいな

稲登場

源次郎 姉上

稲 これより!一歩たりとも御通しするわけにはまいりませぬ!

源次郎 …

稲 わが殿、真田伊豆守は徳川方!ならば、徳川に刃向かうものは全て敵でございます!お引き取りを!

こう お引き取りを!



昌幸 …まあ、そう言うな。敵と言うてもわれら

稲の合図で弓を構える

稲 いかけよ!!

源次郎 待て!

昌幸 …ふふふふ、ふふふふふ。さすがは徳川一の名将、本多平八郎の娘じゃ!…源三郎は…良い嫁をもろうたのう

引き返す




ナレ 昌幸が上田に戻ったのは、7月27日

昌幸 敵は、徳川大譜と、それに与する大名たち。正に、日の本を二分する大戦である

源次郎 会津征伐に向かっていた徳川勢は、いずれ必ず引き返してくる。これを迎え撃つ

昌幸 何の因果か、この城で徳川勢と戦うのは二度目じゃ。同じ策は使えん。苦しい戦になるが、みなよろしく頼むぞ



源次郎 なお、徳川勢の中には、兄伊豆守もいる



昌幸 戦に情けは禁物じゃ。遠慮はするな



昌幸 まあしかし…多少は気にかけろ




家康 伊豆守

源三郎 は

家康 宇都宮にいる秀忠に、上田攻めを命じた。お主は、その先鋒を務めよ。わしは、お前を信じるが、そうでないものもおるのだ。そのための先鋒である。有無を言わせぬ戦いぶりを、見せてみよ!




ナレ 信幸が沼田へ入ったのは、8月1日




昌幸 石田治部から文が届いた。コモロとフカシ、川中島、諏訪。切り取り次第で、わが領地にしてもかまわんということじゃ

内記 随分と太っ腹ですなあ

昌幸 この際じゃ。もう少し、値をつり上げよう

内記 これ以上、何を望むのですか

昌幸 甲斐信濃。二カ国

内記 !




石田 安房守め。甲斐信濃を丸ごとほしいとゆうてきた

大谷 良いではないか、くれてやれ。真田が信濃にいてくれるおかげで、徳川は全軍をこちらへ回すことができなくなる。この戦…案外真田が要やもしれんぞ




昌幸 よっしゃあ!!!




ナレ 宇都宮において、上杉を牽制していた秀忠軍が、ようやく動き出した。8月24日。秀忠は、真田討伐の命をうけ、3万の軍勢を率いて東山道信濃へ向かった




上杉 われらも出陣じゃ

直江 それはなりません

上杉 徳川秀忠を討つ!

直江 今は会津を離れるときではありませぬ!

上杉 今こそ攻め時ではないのか?

直江 伊達や最上の動きも気になりまする。われらが動くのは、石田勢と徳川勢がぶつかってから。天下分け目の戦でござる。一月二月で勝負がつくとは思えませぬ。骨格を固め、越後を取り戻し、その上で徳川の背後から攻め込みましょう




ナレ 9月1日。家康の軍勢3万が江戸を発ち西へ向かった。その2日後、秀忠軍が小諸城に入る

本多 上田城の手前に、神川が流れております

秀忠 神川?

本多 先の上田攻めでは、戦の最中に関が切られましてな。逃げ場をうしのうた兵が数多討ち死にをしております。とゆうことで、この度はまず、先に関を切っておきます

秀忠 なるほど

本多 ふむ




内記 神川の関が、破られたとのことでございます

昌幸 …さすが本多佐渡守。ぬかりないのう

内記 いかがなされます

昌幸 …まだ早いか

源次郎 …

内記 それから…小諸城の徳川勢の中には…伊豆守様もおられるようでございます

源次郎 兄上が




源三郎 真田安房守より、書状が届きました

本多 辛い、お立場になられましたなあ

源三郎 元より覚悟しておりますので、御気遣いなく

秀忠 安房守が、降伏を申し入れて来た

本多 拝見

秀忠 わしは此度が初陣ゆえ、戦の機微がようわからぬのだが、戦う前から降参するようなことがあるのか?

本多 いかがなされまするか




源次郎 平野様!

平野 ご無沙汰

源次郎 何ゆえ

平野 徳川様に、拾っていただいたのよ

源次郎 真田安房守昌幸が次男、サエモンノスケ信繁にございます

平野 平野トウトウノカミナオヤス?

源次郎 さて、降伏するにあたり、望むものがございます

平野 うかがおう

源次郎 1つ、城は明け渡します。2つ、兵はみな城からかえします。3つ、真田安房守の命は取らぬと約束されること。4つ、城はいずれ返していただくこと。5つ、本領は安土。6つ、真田安房守を今後徳川の家臣として、丁重にお扱いいただくこと。以上をお認めいただけるならば、われらは直ちに降伏つかまつりまする




源三郎 申し訳ございませぬ!

本多 お主の父親の狙いは?

源三郎 時を稼いでいるとしか思えません

本多 何のための時かと聞いておる!

源三郎 わたくしには…

秀忠 これは…怒ってもよいのか?

本多 無論

秀忠 上田を攻める!!




ナレ 当然、降伏の交渉は決裂した

昌幸 これでよい




ナレ 9月6日。秀忠軍は小諸城を出て神川を越え、上田に近い染屋原に陣をしいた




昌幸 染屋原か

源次郎 物見の知らせでは、真田の旗も立っていたそうです

昌幸 源三郎とは戦いたくないのう

源次郎 私に1つ、策があるのですが

昌幸 申してみよ




源次郎 戸石城に行く

サンジュウロウ 戸石城

源次郎 兄上とはかって、徳川相手に一芝居うつ。兄は砥石城を攻める。私は守る。内と外とでしばらくやり合ったところで、味方に内通者がいたことにして城門を開く。兄の軍勢が城になだれ込み、われらは退き、城は兄の物となる

サンジュウロウ 源三郎様に、戸石城を明け渡すのですね

源次郎 そうだ

サンジュウロウ 面白そうですね

源次郎 門を開ける役をお前に頼みたい

サンジュウロウ かしこまりましたっ

源次郎 そして、われらが去っても、城に残れ

サンジュウロウ どうゆうことでしょうか

源次郎 内通者が一緒に逃げてはおかしい

サンジュウロウ しかし!

源次郎 これ以降は、兄上に従うのだ

サンジュウロウ ……。嫌でございます。サンジュウロウ…サンジュウロウは、源次郎様の元にいとうございます!

源次郎 お前が、一番信じられる男ゆえ、頼んでいるのだ。父と兄が本気で戦うことを避けるには、これしかない。いずれ、真田がまた1つになるまでの辛抱だ。サンジュウロウ、頼む

サンジュウロウ ぐ……




佐助が密かに文を見せる

源三郎 心得た

佐助 は

源三郎 戸石城




本多 この平岩殿は、15年前の上田城攻めにも加わっておりました

平岩 今度こそは上田城を、落としてみせまするっ

本多 あのおりはほれ、御城下に誘い込まれて、まんまと敵の罠にはまりましたな。それを踏まえて、此度は一気には攻めあがりませぬ

秀忠 どうする

本多 …まずは、刈田を

秀忠 田を刈るのか

本多 敵の兵糧を奪い、味方の兵糧にいたしまする

秀忠 なるほど

本多 その上で城を囲み、じわり…じわりと。戸石城。前回はここに安房守が伏兵を潜ませておりました。それによってわが軍は脇をつかれ、手痛い目におうたとか

平岩 真に面目ない

本多 その伏兵を指図しておったのが

源三郎 …私でございます

平岩 !

秀忠 それを踏まえて、この戸石城を抑えようというのだな

本多 左様でございます

源三郎 その役、どうかこの伊豆守にお任せくださいませ。戸石城は勝手知ったる城。攻めするには、それがしをおいて他にはございませぬ

秀忠 良い考えじゃ。どうだろう佐渡

本多 よろしいかと。ただ、伊豆守殿は、真田安房守の嫡男。親子で戦わせるのは、いかがなものかと

源三郎 そのことはもうお忘れくだされ

秀忠 それは確かにあるな

源三郎 本多様は私をお疑いなのです!

秀忠 そうなのか

本多 半々で、ございますな

源三郎 実は、戸石城の中に内通する者がおります

秀忠 その者が手引きをするというのか

源三郎 どうか戸石城攻め。この伊豆守にお任せくだされ




源三郎一行が戸石城門に到着
源次郎が門の上に現れる

源次郎様

源次郎 はなてー!

源三郎 はなてー!

源次郎 はなてー!

はなてー!

門を開けるサンジュウロウ

源三郎 門が開いたぞー!突っ込めー!

源次郎 引けー!

乱戦になる

サンジュウロウ ミヤザワサンジュウロウヨリユキ。真田伊豆守の命を受け、ただ今より、徳川方に御味方つかまつる!

源三郎 …御苦労であった

サンジュウロウ …は!




源三郎 勝どきじゃ

えい、おー!。えい、おー!

ナレ この日から、信幸は戸石城より一歩も動かなかった。徳川勢が上田を攻めている間、真田勢同士がぶつかることは、一度もなかった




昌幸 向こうには、本多佐渡がおる。徳川きっての知恵袋じゃ。前のように、闇雲に攻めてくることはないだろう

内記 兵糧攻めで来ますか

昌幸 それゆえ、こちらから討って出る。印をつけたところに、敵の陣がひっかくれて?おる。ここを、1つずつつぶしていく。サエモンノスケ

源次郎 は

昌幸 小競り合いでよい、攻めたらすぐに引け。真田の兵は、いつどこから現れるかわからぬと、敵に思い知らせろ

源次郎 かしこまりました

昌幸 シゲマサ

シゲマサ はい

昌幸 敵の兵糧を奪え。3万の大軍じゃ。兵糧が先に底をつくのは向こうのほう。ただでさえ足りない兵糧を、掠め取ってくれ

シゲマサ かしこまりました

昌幸 サクベエ

堀田 はい

昌幸 兵糧の少ない敵は、必ず刈田を行う。これは阻むのだ。くれぐれも敵に渡すな

堀田 は!

昌幸 では各々…ぬかりなく

は!




総攻めの時期はいつ頃じゃ。いつまで
敵だー!

源次郎 かかれー!

平野 どこまで俺につきまとうんじゃー!

源次郎、平野を切らず

源次郎 引けー!




シゲマサ 遅くまで大変だのう

ええ

ヤる

シゲマサ 持ってけー!




刈田を行う徳川兵、繁みから作兵衛

堀田 わしらの土地で育てた米を、渡すわけにはいかん!

作兵衛、刈田を食い止める




本多 こちらと思えばまたあちら。敵もなかなかやりますな

秀忠 戦とはこういうものなのか?

本多 いや…戦にも色々ございますよ

秀忠 このような小競り合いがあとどのくらい続くのだ!?

本多 戦は、焦ったほうが負けでございます

秀忠 以前の攻め手は7千、此度は3万。攻めこんだとしても、以前のようにはならんのでは?

本多 お?雨でございますな

秀忠 本降りになりそうか

本多 そのようですな。…なるほど、これかっ

秀忠 何だ?

本多 真田安房守が時を稼いでいた訳でございます。雨が降ると川の水が急に増します

秀忠 …神川か

本多 ふふふ。退路を断たれましたな




内記 全て殿の目論見通り。正面から討って出ますか

昌幸 いや、その裏をかく




昌幸 兵500をつれて、本陣の裏へまわれ。蚕山じゃ。秀忠の首をとってしまえ

源次郎 …本陣まで、気づかれずに攻めこめるでしょうか

昌幸 そのために半月かけて、山麓から 染屋原までの攻め口を切り開いてきた。一気に突っ込めるぞ

源次郎 ここに本陣を置くのがわかっていたのですか!?

昌幸 染屋原は上田城を攻めるには絶好の高台にある。ここしかないと、はなからふんでおったわ

源次郎 …

昌幸 戦はな源次郎。始める前が、肝よ




秀忠 正々堂々と正面から攻めるぞ。これだけの軍勢で攻めれば負けることはないっ

本多 兵の数を過信してはなりません!

秀忠 今すぐ出陣じゃ!!

本多 はぁ…

秀忠 …

大譜様より、火急の知らせにございます!




豪雨の中、草を分け進軍する源次郎ら




内記 果たして総大将の首、とれますか

昌幸 とれんでもよい。秀忠は初陣じゃ。思いっきり恐がらせてやるのよ。初陣で戦の恐さを思い知らされた者は、生涯、戦下手で終わる




与作 その先に寺があり、徳川の旗が見えました

堀田 突っ込みますか

源次郎 待て。兵の姿は見えたか

与作 いえ

寺に近づく源次郎

堀田 あぶのうございます




誰もいない

ナレ 徳川勢は突然真田攻めを中止し、撤退していた。決起にはやった福島正則が、石田方の岐阜城を落としたのである。これで西国の緊張は一気に高まった。慌てた家康は、秀忠軍に合流を急ぐよう命じた




秀忠 総攻めをかけてやりたかったな…必ず勝っておった

本多 出立!!!




左近 頼んだぞ!!

は!

ナレ 9月15日。石田三成率いる8万の軍勢は、関ヶ原に陣をはった

三成 いよいよだな

大谷 いよいよだ




平八郎 ゆけい!



ナレ 対する徳川家康軍は9万。天下分け目の大戦が今、始まろうとしている




上田城は宴

昌幸 まずはめでたい

内記 これでわれら、二度に渡ってこの城で徳川勢を討ち払ったことになりますなあ。はっはっは

昌幸 酒が旨くてたまらんわ

本多 殿!戦はどの辺りでおきましょうか

内記 わしは…ニシビノオオガキあたりじゃな

いいところかもしれませんなあ

サワヤマか安土近辺では?

それもありえるなあ

シゲマサ 関ヶ原あたりかー?

それはあるまい

源次郎 早く兄上をよんであげたいものですねえ

昌幸 結局あれには、貧乏くじを引かせてしまった。まあこうなることはわかっておったがなあ

おお!こっちじゃこっちじゃ。ようまいったのう

源次郎 佐助…

昌幸 大義であった。……どした

佐助 …

昌幸 かまわん

佐助 関ヶ原において、石田治部ノショウ様と徳川大譜様との軍勢がぶつかりましたっ

昌幸 ついにぶつかったか

当たったー!

盛り上がる

佐助 …

源次郎 …みな静かにっ

盛り上がりはおさまらない

源次郎 静かに!!!!!

静かになる

源次郎 佐助。続きを

佐助 はい…。戦は朝方に始まり、昼過ぎには、勝敗が決しました。徳川方の大勝利でございます!

昌幸 …何だと?

佐助 大谷刑部様は御討死、石田治部様は行き方知れず

昌幸 …

源次郎 石田様が負けた…